研究課題
基盤研究(C)
老化間葉系幹細胞はDickkopf-1 (Dkk1)を産生し骨芽細胞分化の抑制と細胞老化のトリガーになることを示唆する予備的知見を得ている。そこで本研究課題の目的はDkk1発現抑制やDkk1阻害が、“若返り”をすることが可能かを明らかにすることである。この目的の達成のために細胞老化が、どのようにDkk1産生を引き起こすのかを明らかにする。加齢によるサルコぺニアや骨粗鬆症の患者数は、今日の超高齢化社会の到来を受けて増加の一途を辿っており、医療経済的な面からもその対策は喫緊の課題となっている。本研究課題が完結すれば、これらの問題を解決するためのきわめて独創的かつ斬新的な治療法の開発につながる。