研究課題
基盤研究(C)
頭頸部癌では、遠隔組織へ浸潤・転移する前段階でまず近傍の神経に浸潤する神経周囲浸潤(PNI)と呼ばれる症例が多く、PNIの分子機構の解析は診断・治療に重要である。悪性度の異なる癌細胞株と神経由来細胞株から成るPNIアッセイを行ない、癌細胞の走化性、遊走、接着などの過程を解析するとともに、ゲノムワイドな遺伝子発現の解析をもとに各過程に関与する因子や受容体を明らかにする。