超長寿ハダカデバネズミにおけるECM空間的階層構造の解析と変形性顎関節症の病態解明

• 研究課題/領域番号: 25K13052
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
• 研究機関: 京都府立医科大学
• 研究代表者: 足立 圭司 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70457951)
• 研究分担者: 足立 哲也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10613573) ; 山本 俊郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40347472) ; PEZZOTTI G. 関西医科大学, 医学部, 教授 (70262962) ; 三浦 恭子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (80583062)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 高分子ヒアルロン酸 / 変形性顎関節症 / ラマン分光法 / ハダカデバネズミ / 抗加齢

研究開始時の研究の概要

ハダカデバネズミは超長寿げっ歯類であり、各種組織や臓器の老化・機能低下が起こらない。ハダカデバネズミの加齢耐性には、細胞外基質（ECM）である高分子量ヒアルロン酸が重要な役割を果たすことが知られているが、既存の解析法ではハダカデバネズミが生成する高分子ヒアルロン酸の識別は難しく、ECMの構成分子の生体内動態は不明である。ECMの可視化およびその方法の確立は、新たな抗老化薬に資すると期待できる。本研究は分子構造を可視化できる分光学解析法と組織学的解析を組合せることで、ハダカデバネズミの様々なECM構成分子の質と空間情報を同時に分析し、ECMの破綻に伴う変形性顎関節症の新規治療法の開発を目指す。