研究課題
基盤研究(C)
咽頭・喉頭の発生過程、その結果できあがる解剖学的構造、その構造がもたらす機能はヒト・マウス間で相同である。一方、遺伝子も大半がヒト・マウス間で相同である。この原則に則り、咽頭・喉頭に先天異常を示す遺伝子改変マウスを用いて、ヒトとマウスの咽頭・喉頭の発生機序を明らかにする。特に、異なるシグナル伝達を標的とした2種類の遺伝子改変マウスを用いることで、2つのシグナル伝達の間の関係にもせまる。また、ヒトゲノム内の遺伝子配列の多型と咽頭・喉頭のヒト先天異常との関連を発見することで、特に子を設ける際のヒト医療への情報提供を通じて社会に貢献することを目指す。