Fusobacterium nucleatumの増殖・凝集に関わる口腔癌微小環境の解明

• 研究課題/領域番号: 25K13167
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分57060:外科系歯学関連
• 研究機関: 徳島大学
• 研究代表者: 藤原 奈津美 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (50596913)
• 研究分担者: 松村 佑季 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (11000068) ; 工藤 保誠 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (50314753) ; 毛利 安宏 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 講師 (80464353)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2028年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: Fusobacterium / 口腔癌 / 口腔ケア

研究開始時の研究の概要

Fusobacterium nucleatum（Fn）は大腸癌や口腔癌の発生・進展に関与しているが、これまでの研究は主に，Fnが癌細胞に与える影響に焦点を当てていた。しかし，Fnが口腔癌の発生や進展に影響を与えるには，一定の菌量が必要である。本研究では，Fnの増殖や凝集に関わる癌微小環境に焦点を当て，Fnの増殖や凝集を促進する口腔癌分泌タンパク質を探索・同定し，その作用機序の解明と阻害剤スクリーニングを行う。本研究の成果は，口腔癌の新たな治療標的の発見にとどまらず，リスクアセスメント材料としての応用や，癌周術期における口腔管理の重要性を一層強調するエビデンスの提供にもつながると期待される。