セレコキシブ内包リポソームによる副作用を抑えた新しい近赤外光免疫療法の開発

• 研究課題/領域番号: 25K13218
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分57060:外科系歯学関連
• 研究機関: 日本歯科大学
• 研究代表者: 竹澤 晴香 (山口晴香) 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 准教授 (00756942)
• 研究分担者: 戸谷 収二 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (20287791) ; 森田 貴雄 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (20326549)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2028年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2027年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
• キーワード: 近赤外光免疫療法 / IR700 / リポソーム

研究開始時の研究の概要

本研究では、抗炎症薬を内包したリポソームを用いた副作用の少ない近赤外光免疫療法(NIR-PIT)の実現を目指す。NIR-PITとは、モノクローナル抗体(mAb)と光感受性物質(IR700)の複合体を用いた新しいがん治療法で、近赤外光の照射により複合体を活性化し、標的がん細胞の細胞膜を破壊する。現行のNIR-PITは、EGF受容体を高発現する頭頸部がんに対して行われているが、強い副作用が問題となっている。本研究では、セレコキシブ内包多機能リポソームを作成し、これを利用することで副作用の少ないNIR-PITが可能になるよう検討する。