エピジェネティック制御機構から歯原性上皮幹細胞の分化および運命決定機構を解明する

• 研究課題/領域番号: 25K13266
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分57070:成長および発育系歯学関連
• 研究機関: 東京科学大学
• 研究代表者: 東堀 紀尚 東京科学大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (50585221)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: エピジェネティック / 歯原性上皮幹細胞 / ヒストンメチル化酵素 / 顎顔面発生

研究開始時の研究の概要

様々な疾患の発症にエピジェネティック制御機構が深く関連していることが明らかにされている一方、顎顔面領域おける先天性疾患とエピジェネティック制御機構との関連についての報告は少ない。本研究は、エナメル質形成不全および切歯から異所性に毛髪が生える表現型を持つ上皮細胞特異的にSetdb1をノックアウトさせたマウスを用い、歯原性上皮幹細胞の分化異常によって生じたエナメル質形成不全の詳細な発症要因および、歯原性上皮幹細胞が毛包細胞へと分化誘導され毛髪が再生するメカニズムを解明することを目的とする。本研究によって得られる知見は、がん研究や再生医療など他分野の研究にも応用が可能と考えられる。