患者全身状態に対応した夜間巡視システムの構築とその安全性及び効果の検証

• 研究課題/領域番号: 25K13671
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分58050:基礎看護学関連
• 研究機関: 山梨大学
• 研究代表者: 小林 美亜 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任教授 (00327660)
• 研究分担者: 荒神 裕之 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (40840509) ; 佐藤 泰憲 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90536723)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2026年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
• キーワード: 夜間巡視 / ベッドセンサー / NEWS2

研究開始時の研究の概要

看護師による定期的な夜間巡視は、患者安全を確保する一方で、睡眠障害を引き起こし、せん妄の発症や回復の遅延を招くリスクがあると指摘されてきた。その対応策として、英国で開発されたNEWS2では、急変リスクが低くスコア0点の患者は、12時間ごとのモニタリングで十分とされ、定期的な夜間巡視は不要とみなすことができる。しかし、スコアが0点でも、夜間の転倒・転落防止や痛みの訴えへの対応など、安全面での巡視が必要な場面は存在する。本研究では、患者の状態に応じて必要時のみ夜間巡視を行う体制を整備し、睡眠障害による弊害を減らし、安心・快適な療養環境の構築を目指す。