本研究では、エコーを用いたフィジカルアセスメントの教育プログラムを開発することを目的とする。2022年度は、第1段階として、小型化された「ポケットエコー」の操作方法および読影に関する指導要領を作成した。今回は第2段階として、小型化された「ポケットエコー」を用い、身体侵襲の大きい注射の注射針刺入深度のアセスメントに必要な、皮下脂肪厚の測定方法の指導要領を作成する。看護基礎教育の段階でエコーを用いたフィジカルアセスメントを習得することは、皮下脂肪厚の測定技術のみならず、体内の組織のイメージ化が図れ、フィジカルアセスメント技術の習得につながることに貢献できる。
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