研究課題
基盤研究(C)
高齢者における歩行能力を評価する臨床的評価として行われるTime Up and Go Testや10Meter Walk Testでは,課題を実施した時間や目視による動作の変容等で評価され歩行動作中の時系列データによる数値的な評価は行われていない.これらの検査の目的は,歩行能力やバランス機能の評価であるが,必ずしも検査結果がそれらと直接的な因果関係を示すものではない.そこで本研究では,開発した圧力センサインソールを用いて足底圧重心の評価を行い,さらに,慣性センサを用いた上体姿勢計測装置及び下体姿勢計測装置から得られた関節動作との関連性を評価できるシステムの構築を行う.