研究課題
基盤研究(C)
脂肪滴(LD)は一重の膜に覆われた油滴であり、近年、様々な生理活性を有することが報告されている。近年、神経組織において、LDの形成が報告され、多くは種々のストレス下において、神経細胞やマイクログリアにLDが発現することが明らかになってきている。しかし、神経細胞におけるLDの機能は不明な点が多く、明らかになっていない。我々は、神経細胞モデルであるPC12細胞を用いて、培養環境で疑似虚血(低酸素-低グルコース(OGD))下でのLDの形成過程を明らかにすることによって、神経細胞内でのLDの機能を解明し、神経病態の解明につなげたいと考えている。