研究課題
基盤研究(C)
身体の体水分量は概ね一定量で維持されているが、細胞レベルにおいては様々な生理学的刺激に応答をして激しく水分子の流入と流出が繰りかえされている。身体運動は水分子の動態を活性化させる刺激の1つであるが、特に骨格筋細胞においてはその生理学的な重要性や役割はほとんど明らかにはなっていない。身体運動はミトコンドリアの生合成の促進など、多くの生理作用を骨格筋に誘発するがことが知られているが、本研究では、「水分子の動態は身体運動に対する骨格筋細胞応答の制御因子である」との仮説をたて、in vivo及びin vitroの両実験系によってその仮説を動物実験によって検証する。