研究課題
基盤研究(C)
水素は元素の中で最も質量が小さいため、拡散力に優れている。拡散力に優れているということは、細胞内のどこにでも送り込むことが可能である。生命の維持にはエネルギーが必要であるが、細胞内でのエネルギー産生では水素が重要である。本研究では外部から細胞に水素を送り込み、エネルギー産生におよぼす水素の効果を検討する。また、水素には抗酸化作用があることが知られているため、細胞器官に対する水素の抗酸化効果を検討する。水素は拡散力に優れているため、通常の細胞培養装置では培養中に水素が外部へ拡散してしまう。そこで、本研究では細胞培養中に水素が外部に拡散しない新たな細胞培養装置の作製も試みる。