研究課題
基盤研究(C)
本研究では、超音波イメージングと画像処理を組み合わせたハイブリッドアプローチにより、アキレス腱を従来のミリスケールからマイクロスケールで超高解像度観察する技術を確立する。この手法で下腿三頭筋から連なるアキレス腱内部の3つの区画によるツイスト構造を生体内で可視化し、その構造的・機能的特性を解明する。対象は、一般人、陸上長距離選手、競泳選手、剣道実践者を含め、ツイスト構造の競技特性との関連や障害リスク予測への応用の可能性を検証する。本研究の成果はアキレス腱ツイスト構造の機能的意義を解明し、スポーツ障害の早期予測・予防システムの開発や競技パフォーマンス向上のための知見につながると期待される。