研究課題
基盤研究(C)
申請者は,学習者の直立座位姿勢を補助する座具(立身イス)を共同で開発し,中学校や高校での介入を通じて,学習者の集中度や精神的健康の改善(=対自的側面)に貢献してきた。しかし,従来の研究では,対他(社会)的側面への影響は数量的に検討できていなかった。本研究では,「直立座位姿勢による道徳性の向上効果」を明らかにすることを目的とし,「座具により補助された直立座位姿勢が,学習者の潜在的道徳性を活性化し,規範意識や道徳的行動を喚起する」という仮説を立て,大学生対象の基礎研究と中高生対象の応用研究を通じてこの仮説を検証する。