研究課題
基盤研究(C)
降圧機能を有する成分に対する非応答者の生体内では、機能性成分が有する降圧作用を打ち消す(消失・低下させる)何等かの特徴的な抑制的変化が起こっていると考えられる。そこで、生体機能に影響する因子として近年急速に注目されている腸内細菌叢やミネラルなど、生体機能修飾因子系の変調・欠乏・不均衡が、抑制的変化の本体であるとの仮説を検証するために、本研究では、非応答者に特徴的な背景因子、特に生体機能修飾因子の状態を明らかにすることを主軸として、研究対象者の遺伝的・非遺伝的因子を定量的に分析し、抑制的変化の実体の解明を試みる。