研究課題
基盤研究(C)
自己免疫疾患は、免疫系が正常に機能せず、自らの組織を攻撃する疾患である。現在の治療薬は副作用やコストの面で課題を抱えている。インテグリンは様々な自己免疫疾患の悪化に関与していることから、インテグリン発現を抑制する食品・栄養成分は、生体に優しく安価な機能性成分として疾患の進行抑制に寄与できる。本研究は、食品・栄養成分によるインテグリン発現抑制を介した自己免疫疾患の進行抑制効果と作用機序を解明し、自己免疫疾患の症状進行に伴う各種臓器機能への影響に対する食品・栄養成分の有効性も検証する。これにより、自己免疫疾患への食生活の有効性を解明し健康寿命の延伸を目指すものである。