研究課題
基盤研究(C)
我が国では健康寿命の延伸が課題であり、全身の健康を保つためには脳や筋の維持が重要である。筋力トレーニングと適切な栄養摂取の組み合わせは、骨格筋量の維持・向上に効果的であると考えられているが、実際にそれを促進する食品成分は十分に解明されていない。本研究では、クルクミン摂取が筋力トレーニング後の筋肥大および筋機能に及ぼす影響とその機序を解明することを目的とする。具体的には、ヒト骨格筋を用いて、筋タンパク合成・分解経路、サテライトセルおよびマイオカインなど骨格筋適応を制御する因子を包括的に検討する。これにより、クルクミンを活用した骨格筋適応能力向上に効果的な運動プログラムの確立を目指す。