研究課題
基盤研究(C)
加齢に伴い筋肉量・筋力が減少するサルコペニアは、生活の質の低下、医療・介護費の増加の原因であり、世界的な健康問題である。サルコペニアの原因候補である筋タンパク質同化抵抗性の誘因として、「アミノ酸に対する感受性の低下」、「筋タンパク質合成調節因子mTORC1のロイシンによる活性化の減弱」が示唆されている。一方、申請者はロイシンの筋タンパク質合成促進作用が、グルタミン同時摂取により相乗的に促進されることを明らかにしている。そこで、本研究では、ロイシンの筋タンパク質合成促進作用におけるグルタミンの相乗的増強作用の機構を解明し、筋タンパク質同化抵抗性の発生機構解明の糸口を得る。