研究課題
基盤研究(C)
骨格筋の線維タイプ(遅筋線維と速筋線維)のバランスは、老化や不活動により変化し、身体の脆弱化や疾患発症のトリガーとなる。そのため、筋線維バランスの制御方法の開発が急務であるが、その分子機構は未解明であり、バランスを適正化する薬剤も未開発である。本研究では、Sigma1受容体(Sig1R)を基軸とした筋線維タイプシフトの分子機構の解明と、薬剤による筋線維バランスの調整を目指す。そのために、「1.Sig1Rを介した筋線維タイプシフトのシグナル伝達経路を特定するためのプロテオーム解析」、「2. 筋脆弱症モデルマウスにおける崩れた筋線維バランスのSig1R作動薬・阻害薬による適正化の評価」を行う。