脂肪酸の質的制御に着目した新たな腎臓病の予防・治療戦略の構築

• 研究課題/領域番号: 25K14933
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分59040:栄養学および健康科学関連
• 研究機関: 群馬大学
• 研究代表者: 松井 弘樹 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (20431710)
• 研究分担者: 須永 浩章 群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究員 (10760077) ; 横山 知行 群馬大学, その他部局等, 名誉教授 (70312890) ; 古川 希 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (40897617)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 脂肪酸組成 / 近位尿細管 / 急性腎障害 / 慢性腎臓病

研究開始時の研究の概要

脂肪酸は、生体のエネルギー源や細胞膜の構成成分として重要である反面、肥満や糖尿病患者で見られる高遊離脂肪酸血症は様々な細胞機能障害を引き起こすことが知られている。腎臓はエネルギー基質である脂肪酸を大量に消費するが、脂肪酸の組成といった質的変化が腎臓病に及ぼす影響は明らかにされていない。本研究は、脂肪酸の組成とその調節酵素であるElovl6に着目し、急性腎障害・慢性腎臓病の疾患モデル動物および臨床検体を用いて、脂肪酸が病態の発症や進展に及ぼす影響を解明することを目的とする。栄養素である脂肪酸の質に着目することで、生活習慣病である腎臓病の新たな予防・治療戦略の構築につなげる。