研究課題
基盤研究(C)
自己免疫性疾患やアレルギー性疾患は、それぞれ世界人口の約4.5%および30~40%が罹患していると推定されており、その病態制御に制御性T細胞(Treg)が重要と考えられている。T細胞の分化運命決定には、糖代謝をはじめとする細胞内エネルギー制御が重要と考えられているが、その機構や化合物等は未だ明らかではない。希少糖は、自然界に少量しか存在しない単糖で、我々は一部希少糖がTregの分化を促進することを見出した。本研究では、希少糖が免疫系に及ぼす影響を解明し、特にTregの分化誘導に与える効果を明らかにすることで希少糖の甘味を生かした食品や医薬品への応用により疾患を抑制することを目指す。