研究課題
基盤研究(C)
本研究は、癌性疼痛と癌増殖に関与するマクロファージ機能を活用し、治療と診断を一体化したナノセラノスティクスの開発を目的とする。申請者らは、シクロオキシゲナーゼ2(COX2)やサイトカイン産生抑制作用をもつクルクミン(CUR)と近赤外線吸収色素を封入したナノエマルション(CUR/NE)を開発。CUR/NEはマクロファージを介して疼痛・腫瘍部位へ選択的に送達され、癌性疼痛と癌増殖を同時に抑制可能である。本研究ではin vitroおよびin vivo解析を通じてその有効性と診断技術としての応用性を検証する。