研究課題
基盤研究(C)
ラクトフェリンは鉄との結合性を示し、抗菌/抗ウィルス作用、脂質代謝調節能、抗酸化作用といった多様な機能が報告されている。これまでのラクトフェリン研究の多くは動物実験、細胞実験が主に用いられてきた。本研究では、細胞機能や脂質分子/脂質膜、タンパク質の機能に与えるラクトフェリンの影響について分子レベルで明らかにする。さらに、ラクトフェリンが持つ抗菌/抗ウィルス作用に続く第三の抗感染症能として、鉄を含む赤血球に寄生するマラリア原虫への影響についても新たな細胞機能調節能として解明する。