研究課題
基盤研究(C)
ビタミンD受容体(vitamin D receptor; VDR)は、ビタミンDシグナルのメディエーターとして体内のカルシウム濃度の恒常性維持に重要な役割を担う。さらにVDRは胆汁酸であるリトコール酸(lithocholic acid; LCA)にも応答し、下部腸管の上皮バリア機能維持、免疫防御機能調節に寄与する。LCAはVDRを介して炎症性腸疾患(intestinal bowel disease; IBD)モデルマウスの病態を改善するため、本研究課題ではLCA-VDR経路の詳細(標的部位及び作用機序)と食事由来成分との関係性を明らかにすることで、病態の予防や改善に繋げることを目的とする。