研究課題
基盤研究(C)
遷移問題とは,ある元となる問題における2つの異なる解が与えられた際に,その一方からもう一方へと段階的に遷移する方法を求める問題である.遷移問題の応用先は広く,特にインフラ等の常時稼働型システムで広く利用されている.従来研究で遷移問題において主に注目されてきたのは,遷移が可能か不可能かを判定することであった.しかし,実社会では遷移不可能と判定されたからといって変更をあきらめるわけにはいかない場合も多く存在する.本研究では遷移不可能と判定される場合に,どのように遷移条件を緩和すれば遷移可能となるのかを計算するためのアルゴリズム基盤の構築を行う.