研究課題
基盤研究(C)
自律移動端末とは,具備されたセンサからの外部情報を入力として動作するプログラムを内蔵し自律的に移動可能な自律移動端末の理論モデルで,想像上の機械とされているプログラマブルマターや自動車やドローンなどの群れを適用範囲として理論分散システム研究者らの興味を惹いている.本研究では,既存モデルで必要とされている無限精度を持つセンサ,つまり他端末の存在する方向と距離が完全に正確に得られる高機能センサに対して,機能や精度が劣る簡素なセンサ,つまり他端末の存在する方向あるいは距離しか測定できない,得られた値の精度が悪いなどの特性を持つ簡素なセンサを具備する端末をモデル化し,その問題解決能力の解明を目指す.