研究課題
基盤研究(C)
プロダクト開発では多様性が重視されているがデフエンジニアにとっては十分な環境が整っていない。音声中心の対話が主流の開発現場では意思決定プロセスに参加できない状況がある。本研究は「プロダクト開発のためのインクルーシブな思考法」を探究することである。情報保障手段を思考プロセスにシームレスに組み込み、複数のメディアによる相互作用を活用して、聴覚の有無に関わらず公平な思考を実現することを目指している。本研究では、デフエンジニアの経験を基に、音声と文字による会話の性質を考慮し、聴者とろう・難聴者の非対称性を解消する。この取り組みにより、多様な視点を活かしたより良いプロダクト開発の促進が期待される。