研究課題
基盤研究(C)
急速に普及が進んでいる生成AIには有用性と並んで様々な懸念が挙げられており、その解決には懸念ごとに多面的な対策が求められる。様々な研究が生成AIを「利用」する際の問題を解決する観点から行われているのに対して、本研究では生成AIを「開発」する際に信頼性を担保するための技術を創出する。生成AIの開発のベースとなるAIモデルについて、その開発者を特定できるようにする目的で、AIモデルの内部に開発者ID情報を埋め込む電子透かし技術の研究を行う。特に、開発された生成AIが、新たな対象に合わせて再学習されるときにも、元の開発者及び再学習を行った開発者の両者のIDが確認できるようにする点に特徴がある。