研究課題
基盤研究(C)
本研究では、公判維持可能性を有したディープフェイク画像の識別技術の構築を目指す。公判維持を考えた場合に、偽造画像あるいは真正写真と判断した根拠を定性的・定量的に説明できる必要がある。現実の撮像デバイスの動作は、物理的・電気的・光学的・工業的な種々の制約を受けているが、計算処理に基づく画像生成モデルではこのような物理的制約に縛られないと考えられるため、そこに本質的相違があると考えられる。その本質的相違点を明らかにすると共に、実際の刑事裁判等における鑑定運用に向けて分析手順等を確立し、新たな法科学的画像鑑定法を構築する。