研究課題
基盤研究(C)
AIを活用した応用サービスでは,サービスおよび利用者間で膨大な量のデータを共有して学習や推論等の処理を実行する.よって,大容量記憶装置と高性能サーバ群を保有するデータセンター(DC)等が利用される.一方で,AI関連処理の増加に伴うDCでの電力消費量の増大が世界的に問題となっている.本研究では,現実での仕事の順序がその目的と担当者の役割を基に決定され,かつ不要な仕事が省略・統合される点に着目し,AI関連のデータ処理を処理の目的と利用者の役割の重要度を基に直列化して実行し,かつ不要な処理を省略・統合することでDCの電力消費量の削減とスループットの向上ができる新たな省電力データ制御方式を提案する.