研究課題
基盤研究(C)
多義語に対して最も適切な語義を割り当てる語義曖昧性解消システムでは、「単語の意味区分が細かくなるほど、語義の識別精度は低下する傾向がある」と「用例文中に出現した対象単語に対して、適当な語義が辞書の中に存在しない」という未解決の課題が存在する。本研究課題では、語義曖昧性解消システムの精度を向上させるにはどのような辞書情報が必要かという問いを設定し、大規模言語モデルを利用した語義定義文の自動生成手法の開発とこの辞書情報を用いた語義曖昧性解消システムを開発する。開発した語義定義文生成手法が語義曖昧性解消に有効であることとこの辞書情報を用いた語義曖昧性解消手法が既存手法より精度が向上することを示す。