研究課題
基盤研究(C)
自律ロボットの実現には多様な機能と省電力化が必要である.このため人の意識状態を再現する数理モデルを提案し,人がサボったり睡眠中に記憶を整理するのと同様に,外界センサに基づく知覚情報並列処理系の動作を制御してきた.これまで睡眠等の周期パターンは予め与えていたが,本研究では,周期的な日照変化に基づくサーカディアンリズムと短い周期のウルトラディアンリズムにより,周期的に変化する環境に同調可能な新たな意識モデルを提案する.生体リズムに基づき知覚情報並列処理系の動作を最適化することにより,高い情報処理効率と省エネを実現する.さらにサービスロボットへ応用した実証実験を通し,本研究の有効性を示す.