研究課題
基盤研究(C)
超高齢社会において,質の高いデジタルコミュニケーションを推進するためには,高齢者のセンシングされた情報から相手の関心や心情を理解し,臨場感のある情報を伝えることが重要である。本研究では,デジタルコンテンツ視聴時の高齢者を対象とし,口唇の動き・視線や瞬き・顔温度・顔の各部位情報,並びに体動などの情報を併用して,機械学習などによる心情の推定を行い,その結果を共有するシステムを構築する。本研究の成果は,高齢者の高度な見守り支援システムや,感情理解を苦手とする人々へのコミュニケーション支援への活用が可能である。