高齢者が幸せに暮らせる社会に向けて -脳内報酬系をキーワードとした調査・実験研究-

• 研究課題/領域番号: 25K15312
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分61060:感性情報学関連
• 研究機関: 佐久大学
• 研究代表者: 川野 道宏 佐久大学, 看護学部, 教授 (00404905)
• 研究分担者: 門間 正彦 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (10274987) ; 川野 亜津子 自治医科大学, 看護学部, 教授 (10550733)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2028年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2027年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 脳内報酬系 / 高齢者 / 社会調査 / fMRI研究

研究開始時の研究の概要

脳内報酬系システムは、意欲駆動に必要な神経メカニズムである。報酬系賦活因子には、食物などのほか、志向、絆などが示唆され、生体への影響（アウトプット）には、主体性促進、幸福感増大等が報告されている。しかしながら実社会で暮らす高齢者を対象に報酬因子とアウトプットの関連をみた調査は行われていない。
そこで今回、報酬因子のうち没頭できる趣味や他者との絆を感じる頻度と主体感や主観的幸福感等との関係を横断調査および脳機能イメージング法により検討する。高齢者の豊かな生活を目指すという社会的課題を、報酬系賦活という神経科学の知見を解釈に加えて検討を行うことで、感性工学の学術的進展に寄与することが期待できる。