研究課題
基盤研究(C)
タンパク質の働きは、それぞれに固有の静的構造だけで決まるのではなく、そのダイナミクスや構造多様性が関係している。本研究では、確率的生成モデルを用いたタンパク質の新たな構造生成・分布推定法を開発する。分子動力学法で得られたトラジェクトリ・データから構造の分布を推定することを第一の用途と考えている。最大の特徴は、デカルト座標空間での原子位置の分子内異分散性を考慮することである。これにより、解釈の容易なデカルト座標での新規かつ有用な構造生成・分布推定を実現することを目指す。