研究開始時の研究の概要 |
火山噴火によるテフラ (火山灰や軽石などの火山砕屑物) の堆積によって埋没する埋没腐植土壌に焦点をしぼり, なぜ, 埋没腐植土壌が, 数千年を経過しても黒色を保ち, 高い炭素含量を保持できるのか, すなわち, 埋没腐植土壌における土壌有機物の分解抵抗性を調べることを目的にした.国内3地点,国外1地域で,野外調査を行い,土壌試料を採取し,各種理化学分析によって, 生成年代の違いによる埋没腐植土壌の理化学性の違いを調べる.次に,土壌有機物の構成成分の解析を行い, 最終的に,埋没腐植土壌の生成年代の違いによる土壌有機物の分解抵抗性について調べる.
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