研究課題
基盤研究(C)
砂河川である斐伊川において,河川水中から68 μL/L(=3036 nmol/L)のメタンを検出した。このメタン濃度は,大気平衡時の約1700倍であり,極めて高濃度である。また,斐伊川下流域の河床の標高は,周辺地形よりも高いため,このメタンは斐伊川の河川内で生成されたメタンである可能性が高い。そこで本研究では➀メタンの発生源を特定し,②メタン生成メカニズムの解明及び③大気への放出量の推定を行い,地球温暖化に対する影響について評価する。本研究は,自然を起源とするメタン放出量の推定及びその精緻化に資するものである。