研究課題
基盤研究(C)
生分解性マイクロプラスチック(MPs)が特に水田から流出した場合にそれを摂取した魚類がどのような影響を受けるかを明らかにするために、生分解性MPsに対する農薬、有機フッ素化合物などの環境汚染物質の吸着性と、生分解性MPs表面に形成される微生物群集の特徴を調べる。また、魚類に対して生分解性MPsの単独曝露実験を行い、MPsの摂取量、取り込みから排泄までの体内滞留時間、消化管への物理的な影響、腸内細菌叢への影響などを調べる。さらに、生分解性MPsおよび環境汚染物質の複合曝露実験を行い、単独曝露実験の結果と比較して魚類への毒性影響および腸内細菌の多様性や菌叢の機能への影響を調べる。