能登半島で観測した越境輸送有機エアロゾル生成機構の解明

• 研究課題/領域番号: 25K15477
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 唐 寧 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (90372490)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: Organic aerosol / Long-range transpotation / Photodegradation

研究開始時の研究の概要

中国では2016年より地球温暖化防止策として，特に冬季暖房にバイオマス燃料の使用を推進している。しかし，バイオマス燃料の燃焼に伴って，有機大気汚染物質が従来の化石燃料より多く排出することが知られている。一方，地理的に東アジア冬季モンスーンの風下に位置する日本に越境輸送されている PM2.5中有機成分は，近年増加しつつあるが，その生成機構，さらに日本の生態環境系への影響は不明であり，これまでに経験のない被害を引起す恐れがある。
本研究では中国側の研究者と連携し，フィールド調査（瀋陽，北京，輪島，金沢）とモデル実験を通じて，越境輸送時に起きる有機エアロゾルの生成機構を明らかにすることを目的とする。