研究課題
基盤研究(C)
本研究では、これまで個別、散発的にBGMの効果との関係が見出されてきた個人特性について、系統的に取り上げる。また、近年、音楽研究で注目されている「リズム同期と向社会性」の問題をBGM研究におそらく初めて導入し、共感性を新たに考慮すべき個人特性として取り上げるとともに、周期的なリズムを持たないフリーリズム音楽をBGMとして用いる可能性について検討する。これらを通じて本研究では、職場でのBGM利用に際して考慮すべき個人特性を明らかにし、そうした個人特性に配慮した職場でのBGMデザインについて提言する。