着物の「裂地」のデジタルアーカイブに向けたデータベース構築

• 研究課題/領域番号: 25K15836
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
• 研究機関: 武庫川女子大学
• 研究代表者: 並木 晴香 武庫川女子大学, 附属総合ミュージアム, 助教 (50985413)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2026年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円); 2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: デジタルアーカイブ / 近代衣生活資料 / 博物館 / 美術館 / データベース

研究開始時の研究の概要

本研究は、日常的に着用されていた近代衣生活資料のうち、何らかの理由で切り取られた状態で現存する着物の「裂地」に着目する。元の状態をとどめていない裂地から素材や文様、装飾、時代性など様々な情報を読み取ることが可能であるにも関わらず、資料としての重要度や保存対象としての優先度は低い傾向があり、結果として失われる可能性が高い現状がある。
そこで本研究では、デジタルアーカイブに向けたデータベース構築をおこなうことで、そもそも文化的な資料としてあまり認識されにくい、裂地を含めた近代衣生活資料の保存や活用に繋がり、幅広い研究分野に寄与することを目的とする。