研究課題
基盤研究(C)
超音波照射による関節骨の骨折治療や増強を実現するためには、海綿骨の生成に有効な超音波照射方法を確立する必要がある。骨生成には圧電効果を伴うことが示唆されているので、海綿骨における圧電特性と超音波特性の両方を考慮して検討する必要がある。本研究の最終目的は、超音波照射による関節骨の骨折治療方法を新たに提案・確立することである。提案方法では、海綿骨に超音波信号を直接照射して発生させる圧電信号に加えて、皮質骨で発生する圧電信号を海綿骨に伝えることによって、海綿骨生成の促進を図る。本研究では、この目的達成に必要となる、骨における圧電信号と超音波信号の相互作用を明らかにする。