研究課題
基盤研究(C)
医療機器と生体との接触が避けえない循環器系疾患の治療において、抗炎症性・免疫抑制能を持つ材料の開発は喫緊の課題である。本研究では、ヒトの体内で産生・利用されている活性酸素種(ROS)を消費して材料自身が酸化され、抗炎症性・免疫抑制能を発現する高分子材料を開発する。具体的には、ROSによる酸化反応を経由して高親水化される高分子の精密合成を行い、炎症部位で高産生されているROSに応答して抗炎症性・免疫抑制能を発現する高分子材料を創製する。