研究課題
基盤研究(C)
周りの他人の発話音声が存在するときに、障がい者や高齢者であっても会話しやすくするための、他者の発話音声を抑制して目的話者音声を強調できる雑音除去機器を開発する。音環境については、自分だけでなく他人の会話の開始や終了、パワーの変化、音源の移動があるような、一般的な室内での動的な音環境とする。これまでに考案した、固定された音環境下で音源数の推定と伝達関数の相対的な関係に基づく目的音声の推定法を拡張して、時々刻々と変動する音環境での音源数検出と、目的音声を追従して強調できる新しい雑音除去システムを開発する。