ＣＮＴを活用したウェアラブル嚥下センサーによる摂食嚥下障害への対応基準策定

• 研究課題/領域番号: 25K16032
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90150:医療福祉工学関連
• 研究機関: 高知大学
• 研究代表者: 兵頭 政光 高知大学, 医学部, 特任教授 (00181123)
• 研究分担者: 福田 博也 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (90294256) ; 熊井 良彦 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (00555774) ; 田中西窪 加緒里 (田中加緒里) 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (60380242)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2027年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2026年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 嚥下障害 / 誤嚥・窒息 / 食事モニタリング

研究開始時の研究の概要

超高齢社会の到来や認知症患者の増加に伴い、摂食嚥下障害は医療や介護の場で大きな問題となっている。本研究では、申請者らが開発したカーボン・ナノチューブ（CNT）を活用した頸部装着型のウェアラブル嚥下センサーを用い、食事中の嚥下運動やむせなどをAIが自動判別することで、食事中の摂食・嚥下状況や誤嚥・窒息のリスクを客観的に評価する。そして、その結果に基づいて嚥下障害の重症度評価、食事摂取の可否の判断、誤嚥のリスクを軽減する食形態の選択などにつなげるための基準を策定し、嚥下障害患者や嚥下機能が低下した高齢者の安全な経口摂取を支援する。