研究課題
若手研究
本研究は、ウィトゲンシュタイン哲学のフェミニスト解釈を行い、ウィトゲンシュタイン哲学が、共同体の内部への位置づけを拒む辺境的・異他的存在を描き出し、共同体の維持のため我々が当然とみなしている事柄の明示化を行うことを明らかにする。これを通じて、カノンの保持という哲学史の営為を支える、《正統性》の概念の再検討を行いたい。