フィギュアスケートを中心とするクロスジャンルの歴史と美学

• 研究課題/領域番号: 25K16111
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分01050:美学および芸術論関連
• 研究機関: 國學院大學
• 研究代表者: 町田 樹 國學院大學, 人間開発学部, 准教授 (70896258)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2029年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円); 2028年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: フィギュアスケート / 舞踊論 / 比較芸術 / クロスジャンル / 歴史学

研究開始時の研究の概要

本研究は、従来研究の俎上に載せられてこなかったフィギュアスケート（以降、FSと略記）界と芸術界の広範な文化交渉に関する歴史と美学を探究するものである。音楽と共に滑って踊るFSの文化は19世紀半ばに成立した。以降、FSという文化は舞踊界のみならず、音楽界や美術界とも接点を持ち、各界とジャンル横断的な文化交渉を展開してきたが、未だその実態は明らかになっていない。
本研究では、FSと各芸術分野の間の影響受容関係を比較芸術比較文化の学術手法で分析し、「それら文化間のジャンル横断的な文化交渉は、何を目的にして行われ、芸術史上においてどのような意義があったのか」という問いを実証的に解明していきたい。