研究課題
若手研究
本研究では(1)1960年代の大阪の演劇運動における戯曲、演技、観客の相互関係の変化、(2)三大都市圏を中心とする大阪以外の地域の演劇運動との比較研究、(3)非ホワイトカラー系の労働組合の演劇運動との比較研究を実施する。(1)では高度成長期にかけての大阪の演劇運動の質的変化を検討する。(2)では名古屋と東京の演劇運動を含めた各地の演劇運動の比較検討を実施する。(3)では非ホワイトカラー系の労働組合の演劇運動の例として国鉄労働者の演劇運動を検討する。(1)~(3)の研究を通じて演劇運動を通じた労働者の主体形成プロセスの多様なパターンを明らかにすることを目ざす。