1980年代以降の現代日本文学作品における「魂」の問題

• 研究課題/領域番号: 25K16169
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分02010:日本文学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 菊間 晴子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (30981790)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2029年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2028年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 現代日本文学 / 日本文学 / 魂 / スピリチュアリティ / 思想史

研究開始時の研究の概要

本研究は、大江健三郎を中心に、村上春樹、吉本ばなな、川上弘美らを研究対象とし、1980年代以降の現代日本文学における「魂」の問題を検討するものである。これらの作家が「魂」の領域をどのように描き出してきたかを、同時代的なコンテクストを踏まえて分析する。
「精神世界」言説の興隆、オウム真理教事件、東日本大震災、COVID-19パンデミックなど、「魂」への関心を高める契機となった事象に対し、文学的想像力によって敏感に応答した作家たちの試みを横断的に検討することによって、現代日本文学における「魂」をめぐる思想史を浮かび上がらせることを目指す。